Midjourney V7 でキャラクター統一:--oref の使い方とワークフロー
MidassAI Team · 2026年8月8日 · 6 min read

キャラクターのぶれは、AI アートキャンペーンにおいて予算を静かに圧迫する要因です。1 コマ目は完璧な顔でも、2 コマ目は別人のようになってしまうことがあります。Midjourney V7 ではキャラクターリファレンス(--cref)がオムニリファレンス(--oref)に置き換わりました。このワークフローの変化は、半日かけてでも覚える価値があります。
V7 リリースで変更された仕様
古いプロンプトを --cref と共に貼り付けても、V7 では無視されるかエラーになります。オムニリファレンスは顔だけでなく、参照画像からキャラクターの属性と有用なシーンの手がかりの両方を統合します。これにより、衣装や場所を変更しても連続性が保たれますが、その反面、情報が過多な参照画像を使うと、背景の雑多さがレンダリングに混入してしまうリスクもあります。
スタイルリファレンス(--sref)は引き続き機能し、--oref と相性が良いでしょう。oref が「誰か」を保持し、sref が「見た目」を保持します。
最小限の oref ワークフロー
- 清潔なヒーローポートレート画像を生成またはアップロードします。背景は無地、顔は読みやすく、-heavy なフィルターは避けてください。
- 画像 URL をコピーします(または Midjourney の Web UI 添付フローを使用)。
- 新しいシーンをプロンプトし、
--oref [URL]を追加します。 - モデルが参照ポーズに「固定されすぎる」場合は、オムニウェイトを
--ow 100(デフォルト付近)から--ow 25まで調整します。
使用例:
A travel photographer reviewing shots on a laptop in a Tokyo hotel room at night, warm desk lamp, documentary photo --ar 16:9 --raw --oref https://example.com/hero.webp --ow 80oref で GPU 消費時間が倍増する場合
公式ドキュメントによると、oref は通常のテキストプロンプトよりも負荷が高いとされています。批量探索はドラフトモードで行い、アップスケールや本番利用をする確定画像のみで oref を使用するようにしましょう。
よくある失敗(と解決策)
| 症状 | 考えられる原因 | 解決策 |
|---|---|---|
| 顔は合ってるが衣装が違う | ow が高すぎて参照画像が支配的 | --ow を下げ、衣装を明示的に描写する |
| 背景が参照画像から複製される | 参照画像が複雑すぎる | 切り抜きを厳しくするか、スタジオ撮影の顔写真を使用 |
| 参照画像と全く似ていない | 外部 URL がブロックされているかウェイトが低すぎる | Midjourney 内で再アップロードし、--ow を少し上げる |
パーソナライゼーションとの組み合わせ
V7 のパーソナライゼーション機能(約 40〜200 組の画像ペアを一度評価)は、全体の嗜好にバイアスをかけます。oref が「このキャラクター」を扱い、パーソナライゼーションが「あなたの」美学のデフォルトを扱います。ランディングページセットなど、同じ俳優を複数枚使用するクライアントワークでは、両方をオンにしましょう。
まとめ
習慣から --cref を捨ててください。主力となる参照画像のライブラリを少量構築し、--oref + --raw + 明示的な --ar でシーンを反復させ、プロンプト全体を書き直す前に --ow を調整しましょう。